新協同組合理論研究会(通称・新理論研究会)
■2014年
日 時:2014年7月12日(土)13:30~17:45
会 場:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第9会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
※ 資料代 1,000円
13:30~15:30 女性部会報告
「非営利組織の働き方 ―ワークライフバランスに注目して―」
※今年発足した女性部会では、若手女性研究者の研究を深める機会として20代の研究者の視点を共有しながら議論をしたいと考えている。秋季大会の「働き方」課題に繋がるよう、非営利組織での働き方の実証研究から、現代的な問題提起いただくこととした。
座長 近本聡子 (所属:公益財団法人 生協総合研究所)
<第一報告>
熊倉ゆりえ (所属:明治大学大学院 博士後期課程)
「生協は女性職員の希望する働き方に応えているか?―当事者ヒアリング事例を基にして――(仮)」
<第二報告>
橋本りえ (所属:株式会社 関西計画技術研究所 研究員)
「非営利組織の優位性に関する研究:介護系ワーカーズ・コレクティブ内の役割認識からの検討」
(横浜国立大学提出・博士論文)
15:45~17:45 IYC記念協議会との懇談会
「日本の協同組合法制について考える~IYC記念全国協議会の協同組合法研究会報告を聞いて」
■2015年
テーマ:「農協法改定の問題点」
日時:2015年6月22日(月)18~20時30分
場所:明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント2階4021教室
報告:JA全中の農協法改正担当者「農協法改定の経緯」
コメント:関英昭会員(青山学院大学)「農協法改定案について」
コメント:成田拓未会員(東京農工大学)「農協法改定は何をもたらすか」
参加者と意見交換
参加費:1000円
政府提出の農協法改定案の審議が今国会でおこなわれています。約60年ぶりの大きな改定の柱はJA全中の一般社団法人化と監査権限の廃止で、協同組合の法律が大きく変わろうとしています。これまでの経緯を共有し、法律の改定案の問題について考え、今後について展望します。
■2016年
「協同組合ナショナルセンターの可能性を考える~その2」
開催趣旨
今期(第十八期)の学会では、ナショナルなレベルでの協同組合間連携を深化させるべく、その可能性と課題(困難)の検討に努めることが常任理事会でも確認され、4月に第一回目の新理論研究会を開催しました。
ナショナルなレベルでの協同組合間連携をめぐっては、その意義やあり方をめぐる考えも多種多様ですが、これまでも、事業領域によっては本格的な協力事例が形成されつつあり、またローカルなレベルでも、異なる領域の協同組合が集い、学習会や事業の共同開催等が重ねられてきています。こうした動向を受け、第二回目の新理論研究会では、第一報告として共済事業を事例に、事業領域別の連携の形成過程と到達段階を、また第二報告としてローカルなレベルでのネットワーク構築の様相と課題を学びます。
ナショナルセンターの可能性をさぐる土台的な議論の場となりますので、皆様のふるってのご参加をお待ちしています(企画担当理事)。
①日時 2016年8月19日(金)17時~19時45分
②場所 明治大学 グローバルフロント 4021教室(中央線 御茶ノ水駅下車)
③内容
第1報告 日本共済協会理事兼企画部長 武田俊裕氏
「共済事業の組織横断的連携の現状と方向性~日本共済協会の果たす役割~」
第2報告 JC総研 協同組合研究部長 前田健喜氏
「都道府県単位での協同組合間連携の動向と、連携構築の事例分析」
④次第(予定)
17時00分~17時10分 開会挨拶(石田会長)10分
17時10分~18時00分 第1報告 50分
18時00分~18時20分 質疑・討論 20分
休憩 5~10分
18時30分~19時20分 第2報告 50分
19時20分~19時30分 質疑・討論 10分
19時30分~19時45分 ※都道府県別協同組合連携事例調査プロジェクト提案
19時45分 終了
「協同組合ナショナルセンターの可能性を考える~その1」
①日時 2016年4月22日(金)18時~20時まで
②内容
*一橋大学名誉教授 富沢賢治さん(問題提起)「協同組合のナショナルセンターはなぜ必要か」
*社)JC総研 協同組合研究部 部長 主任研究員 前田健喜さん
「IYCの後継組織を、現代にどう活かすか~その存在意義と具体的な展開方向」
③場所 明治大学 グローバルフロント 4021教室(中央線 御茶ノ水駅下車)
日本協同組合学会では、前秋の岐阜大会における富沢賢治会員の提起を受け、ナショナルなレベルでの協同組合間連携を深化させる方向で、今秋、北海道大学で開催される大会第2日目午後のシンポジウムの準備を進めているところです。
ナショナルなレベルでの協同組合間連携と言っても、その意義やあり方をめぐる関係者のお考えは、多種多様です。そこで、秋大会に先立って、まずは「新理論研究会」として二回ほどの研究会を重ね、論点の絞り込みをはかっていくこととなりました。
第1回目として、協同組合がナショナルなレベルで、またローカルなレベルで連携を深めていく必要性とは何なのか、また現時点での「連携」の具体的な姿はどのようなものなのか、問題提起を兼ねた研究会を企画いたしました。
■2017年
<第1回>
日 時:2017年4月18日(火)17:30~20:30
場 所:明治大学研究棟4階第3会議室(駿河台キャンパス)
テーマ:春季大会のテーマの前提となる社会、経済のあり方や、協同組織が連帯することの意味
を深める目的で開催します。
座 長:相良孝雄(一般社団法人協同総合研究所)
報告者①:「日本における社会的連帯経済の「連帯」を構築するための戦略を考える
―社会的企業研究会の目指しているもの-」
藤井 敦史(立教大学教授/社会的企業研究会代表)
報告者②:「社会連帯経済がセクターを超えた社会運動へ」
田中 滋(アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長)
<第2回>
日 時:2017年7月2日(日)13:30~16:30
場 所:主婦会館プラザエフ(四ツ谷) 5階 会議室
座 長:林薫平(福島大学)
報告者①:稲垣久和(東京基督教大学)
報告者②:中村久子(参加型システム研究所の自主研究会)
◇第1報告◇
報告者 稲垣久和さん(東京基督教大学 教授)
報告タイトル「協同組合間の協同(協働)の哲学―友愛革命を目ざして」
報告概要 公共哲学の視点から①四世界論と四セクター論、②「理論」をどう捉えるか、
③領域主権による創発民主主義の提唱、④友愛革命とは何か、を論ずる。
◇第2報告◇
報告者 中村久子さん(NPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあいぐっぴい理事、
(特非)参加型システム研究所 自主研究会「オルタナティブな地域包括ケアシステム研究会」座長)
報告タイトル「市民がつくるオルタナティブな地域包括ケアシステムの可能性」
報告概要 この30年にわたり神奈川でワーカーズ・コレクティブが多様に展開してきた
「参加型福祉」の実践から、市民がつくるオルタナティブな地域包括ケアシステムの具体化に向けて
「地域連携ビジョン」ならびに「(仮)チームたすけあい」を進めるための鍵は何かを提起する。
■2018年
<第1回>
日時:2018年3月29日(木)18:00~20:30
場所:キャンパスプラザ京都(第2-3演習室:60人収容)※京都駅徒歩5分
テーマ:「『農協改革』をめぐって-協同組合の存在意義を問う-」
趣旨:「農協改革」をめぐる経過、農協(JAグループ)が取りくもうとしている「自己改革」の現状を共有し、課題を明らかにする。その上で、「農協改革」の問題が協同組合に投げかけている論点、および学会として今後議論すべき制度としての協同組合の限界を突破する実践論理の構築に向けての課題、等についてフリートーキングを行う。
プログラム:
話題提供
増田 佳昭(滋賀県立大学)「『農協改革』をめぐる経過と『自己改革』の取り組み課題」
コメンテーター ~「『農協改革』問題、こう考える」~
杉本 貴志(関西大学)/瀬津 孝(農業開発研修センター)/
辻村 英之(京都大学)/青木 美紗(奈良女子大学)
フリーディスカッション コーディネーター 北川 太一(福井県立大学)
※参加費:1,000円(資料代)
学会員でない方でも自由に参加できます。(事前申込み不要)
<第2回>
2018年12月6日(木)17:30~19:30まで、明治大学駿河台キャンパスにて、新理論研究会を開催いたします。テーマは労働者協同組合法(仮称)の目的と展望です。詳細は以下のPDFをご覧ください。
■2019年
2019年度第1回新理論研究会
テーマ:「協同の再生」と協同組合の役割
主催:日本協同組合学会・新理論研究会
共催:地域と協同の研究センター
日時:2019年6月30日(日)13時20分~17時45分
会場:JR名古屋駅前・ウインクあいち11階1108会議室(定員54名)
資料代:1000円
座長:向井忍(地域と協同の研究センター専務理事)
協同の再生と協同組合の役割~コミュニティにおける住民自治・公的制度と協同の資源のつながり
実践報告(1)山本いずみさん(JA愛知東女性部やな)
実践報告(2)清水孝子さん(各務原市八木山地区社協)
報告(1)向井清史(名古屋市立大学大学院経済研究科・特任教授)
「実践報告の意味と協同組合研究に問われること」
報告(2)安藤信雄(中部学院大学経営学科・教授)
「協同組合研究における経済学的アプローチの有効性」