第34回日本協同組合学会・春季研究大会「経済のグローバル化と地域・社会・協同の新しい形-「メゾ領域」における協同の主体形成に向けて-」が開催されました。

 2015年5月16日(土)、日本大学・湘南キャンパスにて、第34回日本協同組合学会・春季研究大会が開催されました。 

 昨年の春季大会では「小さな協同」をテーマに、農協、森林組合、漁協、社会的企業が、農林漁業の振興や地域の暮らし・福祉の向上をめざして活動する事例に基づいて、協同組合の可能性について議論しました。

 しかし、依然として経済のグローバル化の波は押し寄せており、小さな協同がさらに広範な領域で連携することによって協同の主体を形成し、グローバル化に対応・対抗していくこと、そのための実践的な課題を明らかにすることが求められています。昨年に引き続いて学会の未来を担う若手研究者に報告を頂き、議論を深めるために二つのセッションを設けて開催しました。プログラムは以下の通りです。


○開会挨拶(会長、実行委員長)

○セッション1「グローバル化時代における食、農、地域産業」  

座長解題:小山 良太(福島大学)  

第1報告:関根 佳恵(愛知学院大学)「食・農におけるグローバル化の進展と家族農業」  

第2報告:則藤 孝志(福島大学)「食と農で地域をつなぐ協同のあり方 -真の地産地消と6次産業を問う-」  

コメント:石塚 哉史(弘前大学)


≪昼食≫ 企業組合・ワーカーズ・コレクティブ 花もめんのお弁当


○セッション2「食農資源に根ざした暮らしと地域循環型経済の構築 -地域の事例から-」  

座長解題:北川 太一(福井県立大学)

○第1報告:山浦 陽一(大分大学)「中山間地域におけるくらしの再構築と農業の連携 -大分県を事例に-」

○第2報告:青木 美紗(奈良女子大学)「農産物直売所を核とした地域循環型経済 -東大阪市『ファームマイレージ2運動』-」 

コメント:宮部 和幸(日本大学)

□学会部会活動およびICA 連携セミナーの報告

☆交流会:食堂棟3階